ちゃいな215

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MPFという年金制度のようなものがあるそうですが、どういった制度でしょうか。給料から引かれると聞いたのですが・・・。

華僑の歴史を学んだ人であれば、中国南部というとなんだか苦力貿易のような労働環境を想像し、働く人の権利や老後などまったく考えていなさそうに感じるかもしれませんが、こと香港に関して言えば、定年退職後の生活については日本以上に積極的な取り組みを見せているように思います。

2000年12月より開始された強積金制度、通称MPF(Mandatory Provident Fund)もその一例で、これは日本で言うところの年金制度にあたります。18歳から65歳までの一般労働者が加入し、雇用主と従業員がそれぞれ給料の5%ずつを負担して(通常は毎月の給与から天引きされます)MPFの口座に積み立てていくものです。金額には上限があり、いくら高給取りであっても毎月1000ドルまでしか徴収されません。香港人はもちろん外国人も就業一年以降に加入することができます。ちなみにこの積立金を元金にして各種ファンドに投資することも可能で、ハイリスク・ハイリターンなプランから比較的ローリスクなプランまで色々あります。

ただ、ここで気になるのは「払ったのはいいけど、いつ返してもらえるんですか?」という点です。

通常、何もしなければ65歳までもらえませんが、我々外国人などは途中で「日本に帰ります。さようなら香港」・・・となる可能性が高いわけで、そういう人に対しては1回だけ引き出すことが許されています。永久に香港で働く予定の無い方は、帰国とともに返してもらいましょう。ところがその一方、「一度は帰国したけど、また香港に戻ってきてしまいました」・・・という方も少なからず存在すると思いますが、こうした場合は65歳になるまで受け取ることはできません。

「強積金」などという名前がついているので、なんだか払わなければ取り立てに来るような気がしてびびりますが、母国において同じような年金制度のある外国人は、加入しなくてもかまいません。例えば日本の場合だと公的年金制度があるわけですが、香港の政府も実際に本国の年金制度に加入しているかどうかをいちいち調べにきたりはしないので、現在お勤めの会社の経理の方に「加入しないのでよろしくお願いします」・・・という旨を手続きしてもらえばOKです。健闘を祈ります。

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