高い税金を払いたくないので香港で会社を設立しようと思いますが、資本金が100円しかない上に銀行口座もありません。 とにかく社長と呼ばれたいのですが、誰か呼んでくれませんでしょうか。
香港は言わずとしれたタックス・ヘイブン(租税回避地)。これは税金天国(Heaven)という意味ではなく、havenつまり避難場所だそうですが、かと言ってまったく払わなくていいというわけではなく、日本ではこれを『法人税の実効税率が25%以下の国・地域』と定義しています。2010年1月現在、日本の法人税の実効税率は39~40%、香港の法人税は16.5%ですから、一見すると確かに香港で会社を作った方がメリットがあるように思えます。
また、会社設立に必要な資本金は1香港ドル(12円くらい)からOKなので、カードダスを1枚買うのを我慢すれば会社が作れてしまう・・・というというのですから実に太っ腹です。
しかも、香港政庁は、2009-10年の財政予算案において『現在の免税措置を引き続き推進していきますのでよろしく』…と明言しており、今年はなんと『商業登記税』が免除されるという大胆な政策を打ち出してくれています。
2009年8月1日から2010年7月31日にかけて、『2009年收入(減少商業登記費)令』に基いて、業種を問わず、『商業登記證(事業登記証)』 ・『分行登記證(支店登録証) 』を新規に登録または更新、もしくはその間に登録証が有効であれば、年間登録費用のHKD2,000.00ドルとHKD73.00ドルがすべて免除されます。納めるのは、破産欠薪保障基金(破産時、未払い賃金を立て替えてくれる基金)に上納するHKD450.00のみ。
■商業登記證(事業登記証) 1年有効のもの HKD450.00
■分行登記證(支店登録証) 1年有効のもの HKD450.00
たったこれだけで会社ができてしまうというからある意味恐ろしいのですが、3年間有効のものについては別途徴税があるのでご注意を。以上の措置により、新規事業の立ち上げや支店開設にかかるコストを減らすことで、よりよい創業環境を作り出したいというのが政府の狙いだそうです。脱サラして会社を始めたい人は、ぜひこの機会を活かし、香港で社長になりましょう。
※なお、この記事を読んで、その気になった貴社の方が辞表を提出しても筆者は一切の責任を持ちませんので、悪しからずご了承下さい。
↓香港税務局の関連リンクはこちら↓
■商業登記費及徵費收費表(Business Registration Fee and Levy Table)
http://www.ird.gov.hk/chi/pdf/br_fee_table.pdf
■ 寬免商業登記費一年. [2009 年8 月1 日至2010 年7 月31 日]
http://www.ird.gov.hk/chi/pdf/brfee_waive_09-10c.pdf
・・・しかし、無責任に『香港で起業しましょう』・・・と言って実際に来港したとしても、『とりあえず飲茶でも食いに行くか』・・・となってしまったり、『申請書の書き方が分からない』、『銀行の口座がない!』・・・といった問題があります。よく考えたら、各種手続きを外国語で行わなければならないのですから、それなりに面倒くさいことは確か。
そんなときはどうするか?
会社設立を代行してくれる親切な会社がありますのでご安心を。
China World Secretaries Ltd. 華世秘書服務有限公司
香港九龍尖沙咀金馬倫道23-25號 金馬倫廣場6樓 C&D室
Suite C&D, 6/F., Cameron Plaza, 23-25A Cameron Road,
Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
URL:http://www.chinaworld.com.hk/
EMAIL:cws@chinaworld.com.hk
電話:(852) 3118 - 7136
平日9時半〜13時/14時〜18時 土日祝休み
【サービス内容】
・会社設立手続きの代行
・秘書サービス
・類似商号・会社名の調査
・香港での銀行口座開設サポート
・節税対策
・通訳派遣
・インターネット回線申し込み代行 等
「香港で会社は作ったけど、普段は日本にいるんだけど・・・」という方向けに、郵便物の受取や発送など、秘書業務も請け負っていらっしゃるので、良かったら問い合わせをしてみましょう。
正直な話、慣れない制度の下、外国語で書類を読んだり申請したりというのはかなり疲れるものです。こうしたサービスを行っている会社を積極的に利用して時間と労力のムダをなくすことで、商売を始めるまでがスムースに流れるような気がします。
あなたが社長と呼ばれる日が来るようお祈りしております。




